このお話は,19世紀のオーストリアとハンガリー皇后であるエリザベートが,無政府主義者だったイタリア人のルイジ・ルキーニという男に殺されてしまいます。そして,長い年月をかけて何故,エリザベートを手にかけてしまったのかを煉獄で地獄のような尋問をルイジ・ルキーニは受けて自分自身を正当化するように訴えておりましたが,精神的に参ってしまったのか囚われた独房の中で自殺をしようと試みます。そのルイジ・ルキーニの心情を含みつつも,エリザベートと関わった過去に遡っていき物語りは展開を広げていきます。果たしてエリザベートとルイジ・ルキーニの関係性は…?!と言う風にだけお伝えしておきます。もっとあらすじを知っておきたい方は,エリザベートのミュージカルを行っているホームページでご確認ください。
日本では以前から,宝塚歌劇団のミュージカルとして親しまれてました。ウィーンのオリジナル版構成とは異なりましたが日本版でもエリザベートは大好評で,ウィーンでは主人公ではないのですが,日本ではエリザベートを主人公としております。初めて宝塚での公演時に主役を演じていたのは,当時雪組だった花總まりさんで,第2期は星組の白城あやかさん,第3期は再び演じる事となり,当時宙組となった花總まりさん,第4期では花組の大鳥れいさん,第5期では月組の瀬奈じゅんさん,そして2007年に行われた第6期では,白羽ゆりさんと演じております。また,その後の東宝版では,宝塚の初公演でトート役を演じていた一路真輝さんがエリザベート役として演じたことでも評価を得ております。
宝塚よりも後に東宝でも公演が始まり,2000年が初公演となります。その後は2001,2004年と定期的に行われております。東宝ではウィーン版と同様の構成に近いものがあり,因みにウィーン版ではエリザベートが主役ではなくトートが主人公になります。よって東宝でもトートが主人公となっており,他にも演出方法等でもオリジナルのウィーン版にとっても影響されているものとなっております。他にも梅田芸術劇場でオリジナル版,新宿コマ劇場でコンサート版としても公演されていたようです。また,あの「オーラの泉」で更に注目される事となった歌手や俳優,演出家,タレントとマルチに活動されている美輪明宏さんも,過去にエリザベート役を演じていた事があり,様々な意味で煌びやかなミュージカルと言えます。